昨今は転職が身近な世の中となっており、新卒で入った会社に対する不満や将来に対する不安を抱えている人も、多くいるのではないでしょうか。一方で、せっかく入った会社を短期間で辞めることに対するマイナスイメージを持っている方も多くいると思います。
特に新卒の就活で苦労された経験がある方は、早期の転職は中々うまくいかず、取り返しがつかない事
(=人生終了)になるという不安を強く感じるかもしれません。
筆者は、新幹線の運転士から第二新卒として異業種&未経験への転職を経験しました。そんな私から皆さんに伝えたい事があります。
- 正しい準備と実践をすれば、第二新卒では人生終了しません
- むしろ何もしない方が、人生終了に向かってしまいます
- 不満や迷いを抱えているなら、一度転職活動に取り組んでみましょう
- 良いエージェントを利用する事で、人生好転の確率をグンと高められます
現状に不満があるのなら、変える為の行動を起こしましょう。マイナスの感情を抱えたまま何もしない事が、一番良くないです。この記事では、第二新卒としての転職で人生を好転させるための心構えについて解説していきます。ぜひご覧ください!
第二新卒の転職活動とは
第二新卒とは明確な定義はされていないものの、概ね入社してから満4年以内の若手社会人を指します。即戦力として活躍できるほどのスキルや経験は備えていないものの、ある程度の社会人経験に伴うビジネススキルや業務経験をもって、新たな環境に挑戦する人材です。
それでは、第二新卒の人が転職活動に臨む上で、企業側から機会となる要素と懸念される要素をここからそれぞれ紹介します。
求職者にとってのチャンス
第二新卒として転職を目指す人にとって、以下のようなチャンスがあります。
- 新卒で入れなかった会社に入れる可能性がある
- 実績だけでなく、新たな環境に挑戦する姿勢が評価される
- 実際に転職活動をする若手(=ライバル)はそんなに多くない
近年では、各業界において第二新卒枠の採用が積極的に行なわれています。大手企業も例外ではなく、通年で第二新卒の募集が出されている企業が多く存在します。
一般的な転職では、これまでの業務経験や保有しているスキルが重視されています。それらを活かした即戦力として採用されることになりますが、第二新卒採用では求められる要素が異なります。
第二新卒では、熱意とポテンシャルが重視されます。業務経験やスキルは有れば尚良しという感じで、それよりも「転職した先で成長し、活躍できそうか」と思える事が重視されます。
若いほど有利です。自分には誇れるスキルがない…と思う方にも、チャンスは大いにあります!
また、これだけ第二新卒の採用が活発になっている中でも、実際に転職活動に取り組む若手はそう多くいません。現職に何かしらの不満を抱えながらも、それを我慢しているだけの人が多数派であるように感じます。
そのため、今がチャンスです。後述する重要なポイントを押さえて転職活動に臨むことで、転職活動を成功させる可能性をグッと高める事ができます。成功への一番の近道は、いち早く行動を起こして続ける事ですよ!
筆者の周りでも、就活で落選した会社に第二新卒として内定を獲得できた人がいます。
企業側から懸念されること
第二新卒の採用熱が高まっているとはいえ、無条件で採用してもらえる訳ではありません。選考が行われるにあたり、企業から注視されているポイントがあります。
- なぜ現職を辞めようとしているのか
- 転職してどうなりたいのか
第二新卒として転職をするという事は、縁あって入った会社を数年という短期間で離れる事を意味します。そうなると、採る側としては再び早期離職されないかという懸念が残ります。これを払拭するためには、ポジティブな転職理由を設ける事が重要です。
給料が低い・残業が多いといったネガティブな理由もあると思いますが、それに加えて、これまでの経験を活かして○○に挑戦したい・△△に携わりたいという発信ができるように、キャリアのストーリーを組み立ててみましょう。
これらを意識して転職活動の準備を行う事で、内定を獲得できる可能性を高めることができます。準備に関しては、こちらの記事で押さえるべきポイントや考え方のコツを解説しています。
次からは、第二新卒として転職活動を成功させるために特に重要となるポイントを解説していきます!
第二新卒の転職活動で特に重要なポイント
第二新卒としてキャリアチェンジを実現させるためには、以下に示す点が重要となります。
- 転職活動の目的を明確に定める
- ポジティブな感情を軸にストーリーを組み立てる
- 第二新卒の支援に強い転職エージェントを活用する
これらのポイントについて、これから解説していきます。
転職活動の目的を明確に定める
一番大切な事は、先程の項目にも記載した「なぜ転職するのか」・「転職してどうなりたいのか」を言語化する事です。筆者が転職活動をしていた時に、一番苦労したポイントでもあります。
言語化する上で企業からみられるのは、キャリアの一貫性があるかという点です。具体的にいうと、
「これまでの経験を活かして、新しい会社でどんなキャリアを作っていきたいのか」
というイメージを描けているかという点が求められています。
第二新卒でも、応募する求人が現在の業界か職種のどちらかと同じであれば、キャリアのストーリーを組み立てやすいかもしれません。しかし、筆者のように異業種&未経験の求人に応募する際は、付け焼き刃の対策では聞き手に納得感を持たせられるストーリーを作る事は難しいです。
ストーリーを作る際には、業界や職種に関して現職と応募先の間で共通点を見出す事を意識するとよいです。筆者の場合は、「これまでは交通の仕組みを動かす事がミッションだったが、発展する技術の知見を得て新しい交通の仕組みを創る事に挑戦したい」というストーリーを作りました。これを面接で話せるようになってから、面接の通過率が格段に上がりました。
ポジティブな感情を軸にストーリーを組み立てる
書類選考から面接の全体を通して、前向きな感情が受け手に伝わるような発信を心掛けましょう。ネガティブな感情を持つことが、悪い事ではありません。転職を意識するきっかけは、何かしらの不満や不安である人が大半であると思います。
しかし、ネガティブ感情をベースにしたまま選考に臨むと、企業からは「うちに来てもまたすぐ辞めてしまうのではないか」という懸念を持たれてしまいます。そのため、本音と建前を使い分ける必要があります。
とはいっても、本音を押し殺して嘘をそれっぽく見せる、という事ではありません。転職をする理由を本音以外にも追加する事を意識してみましょう。
前項にも記載したキャリアのストーリーを作る事が、ここでも役立ちます。不満は誰にでも有ります。その中でいかに前を向いてポジティブな話を出せるかが、聞き手に魅力を感じてもらうために重要となります。
しかし、これらのようなストーリーを考える事は、自分ひとりでは中々難しいです。そのため、転職エージェントを活用する事を私はおすすめします。
第二新卒の支援に強い転職エージェントを活用する
転職活動をしようと思うのであれば、転職エージェントを支援を受ける事を筆者は強くおすすめします。業界や企業に関する知見を多く持ち、書類選考や面接の対策を客観的な目線で行ってくれる存在として、転職活動を行う上での強い味方になってくれます。
転職エージェントにも数多くの種類が存在しますが、第二新卒として転職を目指すのであれば若手や第二新卒にフォーカスした転職エージェントをお勧めします。大手のエージェントも勿論良いサービスなのですが、若手の採用動向により詳しい&きめ細かな対策やフォローができる点が、若手向けエージェントの優れてる点です。
筆者が特におすすめしているエージェントは、2つあります。
1つめは、ASSIGNという所です。若手にフォーカスしてキャリアプランから一緒に考えてくれる事が特徴です。筆者もASSIGNの支援を受けたことがありますが、初めての転職活動を行うにあたりこの上ない味方であると筆者は考えています。
ASSIGNのサービスについては、こちらの記事でより詳細な内容を紹介しています。また、下記のバナーからASSIGNへの登録をすぐに行う事も出来ます!
2つめは、UZUZという所です。こちらは20代の支援に特化した転職エージェントで、
- 個別の手厚い対策で、内定獲得まで徹底的にサポートを受けられる
- キャリアカウンセラーの9割が元既卒・第二新卒と、支援する層と似た境遇である
- 求人紹介においてブラック企業を徹底排除する仕組みがある
といった特徴があります。”失敗しない転職”をコンセプトに掲げ、カウンセリング・面接対策・書類添削といった選考への準備や対策によるサポート体制が売りです。
また、離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態などで基準を設けており、全ての企業に訪問してこの基準を満たしているかを確認するという、ブラック企業を紹介しない為の取り組みを行っています。
最初の一歩を踏み出すために
転職を経験した身からすると転職活動はいい事だらけなのですが、踏み出すのには勇気がいると感じる人も多くいると思います。そこで、転職活動をよりカジュアルに捉えてもらえるように、以下のメッセージを伝えたいと思います。
- 転職活動は、無料で行える最高の自己研鑽
- 簡単に始められるのに、人生を好転できる可能性を秘めている
- やっぱり違うと思ったら、いつでも活動をやめる事ができる
- いつでも他の会社に行ける、という余裕が心身の保険になる
転職活動は、完全に無料で行う事ができます。転職エージェントの支援を受けるのも無料です。ちょっとの時間と労力を割くだけで、給与や働き方など人生に直結する要素を好転できる可能性を拓く事ができます。資格取得などの取り組みも大切ですが、転職活動も非常に有意義な自己研鑽と言えると筆者は考えています。
また、転職活動は内定を承諾するよりも前であれば、いつでも止めることが可能です。そのため、今の自分にどれだけ可能性があるのかを知るために活用する事もできます。選考を受けて内定もとれたけど、やっぱり今の会社に残るという選択も十分にあり得ます。
そして、転職活動を通して自分のキャリアにおける可能性を把握する事が、心身の余裕をもたらしてくれます。「今の職場はしんどいけど、他に行ける所があるかわからないし…」という状態と、
「他の会社からも欲しいと言ってもらえるし、今の所がやばいと思ったらいつでも動ける」という状態では、ストレスやパフォーマンスに及ぼす影響は大きく変わってくると思います。
これらの情報は、転職活動をする事で初めて手に入る情報です。今の会社に対して特に不満がなかったとしても、一度転職活動をしてみる事をおすすめします!
まとめ:第二新卒の転職で人生を好転させよう!
本記事では、第二新卒の転職に対するネガティブイメージを払拭させるために、第二新卒ならではのチャンスや転職活動を行う上での重要ポイントについて解説してきました。
巷では「第二新卒 人生終了」などと言われる事も多いようですが、経験した身からすると何もしない方が人生終了に向かってしまうと思っています。もちろん、ただ闇雲に取り組んでいると上手くいく可能性は高くありません。優れた支援を受けながら正しいやり方で転職活動を行う事で、あなたの人生はきっと好転します。
本サイトでは、新幹線の運転士だった筆者が第二新卒として異業種&未経験への転職を実現させた経験を基に、20代のキャリアを向上させるための情報発信を行っています。他の記事もぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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