転職活動をしようと思った際にまずする事は、転職エージェントへの登録と思っている人は多くいるのではないでしょうか。彼ら彼女らの支援を受けることで、求人の情報を得る・選考の対策を教わるといった転職活動を成功させるための準備をする事ができます。
しかし、転職エージェントを利用する際には、応募者となる我々の意識が非常に重要です。なぜなら転職活動はエージェントとの二人三脚であり、コミュニケーションや心構えなどの取り組む姿勢が重要になるからです。
ここでは、私がこれまでの転職活動で10人以上の転職エージェントと会話してきた経験を基に、転職エージェントの支援を受けるにあたって重要となる心構えや姿勢、しておくと良いと思う事について紹介します。読み終えて頂ければ、転職エージェントを利用するにあたって大切な事について理解する事ができます。是非ご覧ください!
結論
本記事でお伝えしたい事は、以下の通りとなります。
- 面談では変に取り繕うことなく、自分の本音をさらけ出す
- 連絡は密にとる。メールや電話は極力早く返す
- 自分でも情報を集め、前向きな意見交換ができるような関係を築く
転職エージェントとうまくやっていく上で重要な事を一言で表すと、
転職活動を応援してもらえるような人になる
だとことだと私は思っています。仕事として対応してくれるとはいえ、彼ら彼女らも人間です。目標に向かって一生懸命な人・うまくいかない時も頑張っている人に対しては、何とか力になりたいと向き合ってくれるはずです。私も書類や面接で落ちまくっていた時には、エージェントの方が頭の整理に付き合ってくれるなど助けてもらった事があります。
転職エージェントが自分の転職活動を応援してくれる一番の味方になると、成功に至る可能性が非常に高まります。では、転職エージェントを味方に付けるには、どのような事を意識して行動するとよいのでしょうか。ここからはそれらの具体的な内容について解説していきます!
素直な心で、希望も不満も包み隠さず伝えよう
一つ目は、ありのままの本音で話すことです。面談での質問に答える時や、エージェントからの提案について答える時などに、見栄や遠慮を捨てて自分の言葉で伝えましょう。
ここで言葉を取り繕うと、
- 自分が本当に叶えたい事が伝わらない
- 目指す方向性のイメージにギャップが生じてしまう
- 転職できても当初の望みが満たされない
ことになりかねません。「こんな事言うの恥ずかしい・かっこ悪いかなぁ」などと考えてしまう事があるかもしれませんが、思い切って言ってしまいましょう。本音で真剣に打ち明けてくれている事が伝わると、聞き手側も真剣に受け止めてくれます。初回の面談でこのようなコミュニケーションをとり、心の距離を縮める事が転職活動を成功させるための第一歩です。
万が一不快に思うようなリアクションをされたら、担当エージェントの変更申請をするか、もしくはそのサービスからはフェードアウトして別の所に登録しましょう…
また当然ですが、何でも思うまま言ってしまえばいいという訳ではありません。エージェントからの提案が自分の希望と離れていたとしても、真っ向から否定するような言い方はNGです。提案を用意してくれた事に感謝し、自分のイメージとのギャップがどこにあるのかを伝え、こういう観点で探してほしいという要望を伝えるような、建設的な会話を意識しましょう。
これは転職エージェントが相手だからという事ではなく、人とのコミュニケーションとして大切な事です。
支援が始まったら、基本即レスを意識しよう
エージェントの支援が本格始動すると、だいぶ忙しくなります。面談以外にも、職務経歴書を作る・面接対策の準備をする・求人票を読んで応募する企業を選定する、など一人で行う事も増えてきます。この時大事になるのが、連絡にブランクを作らない事です。
書類提出の遅延や面談のドタキャンはもっての外ですが、日頃からのメールや電話などのコミュニケーションを密にとりましょう。返信はなるべくすぐ返す、まとまった時間が取れない時はいつ頃なら大丈夫かだけでも伝えるなど、エージェントとのキャッチボールでこちらがボールを持つ時間を短くする事を意識して行動しましょう。
仕事の忙しい時間が前もって分かっている人であれば、連絡が付きにくい時間帯を事前に伝えておくと良いでしょう。このようなちょっとした行動での姿勢が、積極的な姿として好印象をもたらします。
キャリアイメージの資料を作って、初回の面談に臨もう
これまでは心構えや意識の問題について紹介してきましたが、最後にぜひ取り組んでほしい行動をお伝えします。これは、初回から前向きな印象を持ってもらい、エージェントの心を掴める行動です。
やる事は、あなたのキャリアに関するパワポの作成です。載せる内容は、
- 現職を選んだ理由(転職経験がある人は、1社目からの経緯)
- これまでの職務経歴の概要
- 転職を検討するに至った経緯(抱えている不満など)
- 将来なりたいイメージ、転職によって叶えたい事
など、あなたのキャリアの全体像に関する大まかな情報です。最初にこれを見せられると、良い事が2つあります。
一つ目は、支援をスムーズに開始できる事です。一般的な初回面談は、ヒアリングを通してあなたの事を知る探索から始まります。しかし、最初にあなたからキャリアの大枠について伝える事で、エージェントからのヒアリングを深堀りから始められます。エージェントとの間でキャリアイメージを早く共有することで、選考対策を早く開始する事ができます。採用活動は早い者勝ちなので、転職活動のスタートが早く切れる事は重要です。
二つ目は、良い第一印象を持ってもらえる事です。自発的に資料を作ることで、この人は積極的で熱心だ・真剣に転職活動を考えているな、と思ってもらえます。
例として、私は転職をしてからこれを意識するようになったのですが、前職と現職を選んだ経緯・これまでに経験した業務・キャリアにおける志向の変化・将来ありたいイメージを資料にまとめて伝える事で、初対面の面談において「ここまで用意して面談に来てくれる人は初めてです」と複数のエージェントから言ってもらえています。(リップサービスもあるかもしれませんが…)
仕事などの人間関係でも同じですが、第一印象は重要です。この人の力になりたい・応援したいと思ってもらえるような人になりましょう!
まとめ
最後までお読み頂き、ありがとうございます。本記事では、転職エージェントを味方に付ける振る舞いとして、意識するべき心構えや行動について紹介しました。
主に3点お伝えしてきましたが、共通するのは積極的な姿勢です。本気で取り組んでいる人には、周りも本気で応えてくれます。人を動かすのは熱意です。
あなたが転職活動に全力で取り組む姿勢が伝われば、エージェントもきっと向き合ってくれます。そのような関係が築ければ、転職活動を成功させられる可能性がグッと高まります!
転職活動を行う上で、私がお勧めするエージェントなどのサービスは、別記事にて紹介しています。ぜひ本記事の内容を意識して、これらのサービスを利用してみてください!
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