転職活動で人生終了させない為の心構え:余裕のあるうちから始めよう

 転職活動がうまくいく人の特徴とは、どのような事があるでしょうか。学歴や職歴、スキル、目立つ成果、など色々思いつくかもしれません。実は、これらの他に、多くの人に共通して大事となる要素があります。それは、心身に余裕のあるうちから転職活動を開始している事です。

 なぜなら、余裕がない状態で転職活動を行うと自分の不満や叶えたい事を冷静に見極められず、気付かないうちに今の会社を辞める事が目的となってしまうからです。この状態では応募先の会社から内定を得る事が難しくなってしまいます。

 ここでは、余裕のあるうちから転職活動を始める事を勧める理由と、それによりもたらされるメリットについて解説します。読み終えて頂ければ、転職したいと思っていない時から転職活動を意識する事の重要性について理解する事ができます。是非ご覧ください!

目次

結論

 本記事でお伝えしたい事は、以下の通りとなります

  • 不満やストレスが大きくない状態の時から、転職活動を意識して行動しよう
  • 余裕がなくなると、情報収集や面接対策が十分にできなくなる=内定を得にくい
  • 転職には至らなくても、辞められるだけの選択肢を持っている状態が理想
  • 現状で余裕がない人は、心身を回復させる事を優先させてください

 転職活動を行う上で、心身の健康や余裕はとても重要です。別記事にもありますが、会社への不満が大きくストレスフルな状態だと、会社を辞める事がゴールになってしまう可能性が高まってしまいます。そうなると、本当の自分が叶えたい事を見失って手当たり次第すぐに内定を得る事を目指してしまい、転職した後も同じような不満を抱える事になりかねません。

 私も過去の転職活動で、ストレスを強く抱えている時は中々選考が進まず更に苦しくなる、といった経験があります。このような事態を防いで満足度の高い転職活動を行うためにも、心身に余裕を持った状態=不満やストレスを感じていない時から転職活動を意識して行動する事をお勧めします。

余裕のある/ない状態とは

 はじめに、どんな状態が転職活動において良いのかという点について紹介します。と言っても特別な事はなく、普段通り以上の明るいメンタルであれば大丈夫です。
 逆に、余裕がない状態を構成する要素は、次に挙げる事があります。
蓄積された疲労、ストレス、落ち込んだ気分、無気力感、など

 こちらも転職活動だからという事ではなく、日頃の仕事をする上で影響が出てしまう事かと思います。両者を比較する中で、私が転職活動を始めるべきと考えるタイミングは以下のようになります。

  • 心身共に元気で、仕事終わりや休日にも気力を感じる。
  • 日常に加えて、何か新しい事をやってみたいなと思える。

 逆に疲労やしんどさを強く感じる人は、回復させる事に専念しましょう。人間の心身状態は波のように上下するため、快方に向かうのを待っていけそうだなという実感が得られたら動いてみましょう。

転職活動において、余裕がもたらす影響やメリット

では、余裕がある状態だと転職活動にどんな好影響があるのでしょうか。私の考えは、以下の通りになります。

  • ポジティブ思考で、自分のイメージを良い方向に拡大できる
  • 焦りがないため、情報収集や準備に集中できる
  • 心身の良好さが表情にも現れ、面接で好印象を与えられる

それぞれについて解説していきます

ポジティブ思考で、自分のイメージを良い方向に拡大できる

 心身共に良好な状態だと、物事を建設的に考えやすくなります。転職活動においては自分が将来どうなりたいか、この転職で何を実現したいのかを言葉で表現する事が非常に大事です。前向きな姿勢で考えられるようになる事で、自分が目指すイメージをより膨らませる事ができるようになります。

焦りがないため、情報収集や準備に集中できる

 今の状況を早く脱出したい!という焦りがないことで、準備に充てる時間を増やすことができるようになります。転職活動は応募前の準備で8,9割決まると言えるくらい、準備の重要性が大きいです。焦らず準備の時間をじっくりとる事で、自分にとって良い求人を見つけやすくなったり、面接で納得感を与えやすい話し方ができるようになる確率を高める事ができます。

心身の良好さが表情にも現れ、面接で好印象を与えられる

 これが、余裕がもたらすメリットで一番大きいと私は考えています。目は口程に物を言うという言葉がありますが、面接では何を伝えるかだけでなくどう伝えるかも重要です。Zoomなどのオンライン面談では表情の細かい部分が分かりにくくなる分、全体の大まかな印象がカギとなります。

 心が沈んでいると、表情を作ろうとしても暗い雰囲気が見え隠れしてしまうので、元気のない印象を持たれてしまう危険性が高まります。心の底から元気な状態で面接に臨み、会話を楽しんで好印象を与えましょう!

イメージは商売:買ってもらう=雇ってもらう

 転職活動での面接は、商売やM&Aに似ていると私は考えています。どういう事かというと、
売りたいと思う時は中々売れず、売れる時は買い手の方からやってくる」というイメージです。
もう少し砕けた表現をすると、
 買って買ってとグイグイくる人からは買いたくないと思う人が多いように、どうしても内定が欲しいんです!というような姿勢が前面に出てしまうと、企業側からは引かれてしまいます

 言われてみたら当然だろうと思われるかもしれませんが、心身に余裕がなくなってくると無意識にこのような姿勢になりがちです。恥ずかしながら、私にも経験があります。

 転職活動をしていた当時、会社の中できつい事が重なっていたのと中々内定が得られない事が合わさり、「もうしんどい・早く内定欲しい・早く終わりたい」の3つに頭の中が支配されていた事があります。この状態では志望動機やその会社でやりたい事などが中々整理できず、自分を採る事のメリットをうまく伝えられずに落選してしまい、またメンタルがきつくなる、という負のスパイラルに陥ってしまいます。 

転職活動というものは、
自分という商品が外の会社から幾らで買って(雇って)もらえるか、という商売です。
売りたい、誰か買ってという姿勢ではなく、自分の望む買い方をしてもらう・高く買ってもらうにはどうしたらいいのか、という事を考える姿勢が大事になってきます。
 言い換えると、自分視点でなく相手視点で考える必要があります。多面的な思考をする為にはクリアな状態の頭が必要であるため、心身に余裕のある万全な状態をもって取り組みましょう。

まとめ

 本記事では転職活動を成功に導くマインドセットとして、心身に余裕のある状態から転職活動を始めるべき理由とそのメリットについて解説してきました。
 どんなスキルや話術をもっていても、メンタルが崩れていては面接で良いパフォーマンスは出せません。心身の健康は転職活動を行う上でとても大切な土台です。人それぞれのストレス解消法をもって、元気な状態でご自身のキャリアを考えてみましょう!

 別記事にて転職活動に関する様々な情報を発信しています。それらもぜひ読んでもらって、転職活動をしてみようかなと思ってもらえたら嬉しいです!
 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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